10/14 音無親水公園 (北区)   ヤマザキ報告 ( 流れ流れて東京の そぞろ歩きは軟派でも
 心にゃ硬派の血が通う 花の一匹人生だ
 ああ東京流れ者
 ・写真)


 ●音無親水公園

  JR王子駅 北口より 徒歩1分

      川の流れのように


 都内にはいくつかの親水公園
(河川を水遊びが出来るように整備した公園)がある。音無親水公園はその中でも最も交通の便の良い公園である。何しろJR王子駅の北口から50メートルほどで川のほとりに立つことが出来るのである。

 北口を出て、左側がテナント・ビル(インターネット・カフェ、カラオケ、居酒屋)と右側がラブ・ホテルの道を直進。1分歩けば到着だ。



 音無親水公園を流れる川は、もちろん音無川であるが、これは石神井川の異名である。

   

 川のほとりに佇み、ぼ〜〜〜っとする
(いつもの事だが)
 川の流れは人生に例え易いのか、歌や詩の題材に使われる事が多い。

上流部→波瀾の青春時代
中流部→奮闘した壮年期
下流・河口部→荘厳な人生のフィーナーレ
といった具合である。


 いきおい自分の来し方行く末などに、思いを馳せる事になる。しかし、いざ振り返ってみると……

過去 →
「あ、しまった。何もやってない」

未来 →
「ああ、もう何もする気力がない」

という事が判明した。哀しき暗愚の一生である。


音無親水公園から300メートル程、石神井川を遡ったところに「音無さくら緑地」という小公園があり、何と吊り橋がかかっている。付近は住宅街なので、この近所の住民は吊り橋を渡って通勤通学をしているものと思われる。

    





 帰宅してから音無親水公園を流れる石神井川について検索した。最上流部がどこか知りたくなったのだ。
 その結果、驚くべき事実が判明した。

石神井川の源流は日立電子の工場排水

らしい。

 一瞬でも自分の人生をなぞらえて思いを馳せた事が悔やまれた。しかしよく考えてみると、工場排水で誕生し家庭排水を注ぎ込まれながら、とても清流とは言い難い隅田川に合流し、ドス黒い海水渦巻く東京湾に流れ込み、川としての生涯を終える石神井川は、おれに似ているのかもしれない。
(お前らも同じだけどな)


この項つづくようなつづかないような


             

( 音無親水公園は飽きたからもうやめ )


  10/27  何でしょー? ヤマザキ報告 (ヨイヨイ報告 ・写真)




  答は明日

           


 10/28  何処でしょー?

 昨日の答


 正解は「レレレのおじさん」の像の頭頂部でした。

 さて、この像があるのはどこでしょう。



 さらに明日につづく


              

 さきおとついの答は「青梅赤塚不二夫記念会館」でした。

  10/30 青梅 (青梅市)   ヤマザキ報告 ( ボケボケダラダラグズグズリポート ・写真)


●青梅赤塚不二夫記念会館

  JR青梅駅より徒歩5分

開館時間 
 午前10時〜午後5時

休館日
 月曜日
(この日が休日の場合は、その翌日)

入館料
 大人400円 小・中学生200円



  万延時代人も安政を懐古したのか


 青梅は遠いから早く家を出なくちゃと思いながら、ボ〜〜〜ッとしていたら、JR青梅駅の改札を出た時には、午後3時半近くになっていた。



 駅舎を振りかえると、はや夕暮れの気配。駅前の地図で赤塚不二夫記念会館までの道を確認し、急がなくちゃいけないのに半失神頭でよたり歩く。

 
 青梅駅周辺の商店街では街おこしのため、映画館板をあちこちに掲示している。「元気な昭和が体感できる街」というキャッチコピーでいろいろやっているようだった。「赤塚不二夫記念会館」もその一環で設立されたとのこと。


赤塚不二夫記念会館の入口ではバカボンのパパが出迎えてくれた。


 記念会館内 赤塚マンガのキャラクターたち。勢揃いと書きたいところだが、ここには描かれていない素晴らしいキャラクターも沢山あった。とくにスモッグ親分。

 かのトキワ荘を再現した部屋。机を買うお金がなくて、本の上に板を敷いてある。

 これは嬉しい驚き。赤塚先生は武藤敬司ともトモダチだった!
 
 
 赤塚不二夫記念会館には子供の頃からの赤塚ファンとしては、まだまだいろいろリクエストしたいことがあった。まあ開館2年目という事なので、これから徐々に充実していくのであろう。人間でいえばまだ2歳だもんね。生まれつきの天才のハジメちゃんばかりじゃないもんね。なにより赤塚先生の記念館を作るという大英断は、評価されても良いと思う。宝塚市にある手塚治記念館をお手本にして、何回行っても、何時間いても愉しめる施設になっていく事を切に願う。


 関係ないけど、我が日本国は、あの世界の宝、手塚治虫に国民栄誉賞を与えなかった国である。その理由って一体……
(キートン山田 調)


以下明日以降につづく

              


10月30日のつづき

11/5

赤塚不二夫記念館を出たら外は日が暮れかけていた。駅に向かうにしても同じ道をたどるのも興がないので、裏道を徘徊しつつ戻ることにした。

   

   

      

   

   

   

 「元気な昭和」とはいつ頃の昭和なのだろうか。
たとえば昭和初期のアメリカに喧嘩を売った頃の昭和か、敗戦後、これでもう空から爆弾が落ちてこないし、軍刀で敵国人をブッタ斬らなくてもいいので、一生懸命働いて幸せになろうと思った頃の昭和か、バブル景気絶頂期に、日本全土の土地の値段で、アメリカ全体が3つも4つも買えた頃の狂乱の昭和なのか。

 おれは元気でなくとも、美しい昭和がいいや。都心の「再開発」地域のハリボテ・ヨーロッパよりも、青梅のしもた屋に美を感じた。

 アメリカは京都議定書にサインしやがらねえし、中国は経済発展のためこれからもガンガン石油を燃やしまくるのだろうから、海面はどんどん上昇していくはずである。いつの日にか現在の東京23区が水没し、多摩地区が東京の中心地になるのかもしれぬ。その暁には是非とも「
再開発拒否の街」宣言をしてもらいたいものである。



この項おわり




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                      お問い合わせ 劇団浪漫狂 03−5775−3694

               











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