寒い国からやって来たスパイ
The spy who came from the cold country
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●交通
○相撲博物館
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JR両国駅西口より 徒歩3分 |
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○江戸東京博物館 |
JR両国駅西口より 徒歩7分 |
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○深川江戸資料館 |
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地下鉄・大江戸線 清澄白河駅 出口A3より 徒歩3分 |
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せっかく東京を訪れたのに、雨に降られた場合、ちょうど良い場所がある。博物館である。両国近辺には、古来からの日本を知ることができる博物館がいくつかある。
雨の日ばかりではなく、パプア・ニューギニア人の肌からも汗が滝のように流れ落ちる猛暑の日や、エスキモーの鼻水も凍りつく木枯らしの季節にも、冷暖房のきいた館内なら、快適に日本見物ができる。
相撲博物館
●入場無料 英文パンフレットあり
両国駅改札(西口)を出たら、すぐ右に折れると、国技館が見える。相撲博物館は、ここの1階にある。(江戸東京博物館に行く途中)入り口がわからなかったら南門の所にあるガードマン詰め所で尋ねると良い。いきなりケタグリを食らうようなことはない。
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両国駅 西口
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国技館南門(相撲博物館入り口)
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小さな博物館だが、相撲の浮世絵、力士の使っていた喫煙道具などが展示されていて、相撲ファンは必見である。
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相撲博物館内 |
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相撲博物館内 |
江戸東京博物館
国技館脇の道を東方向に50メートルほど行くと、江戸東京博物館の風変わりな建物が見えてくる。
JR両国駅のプラットホームに西口から3分という看板があるが、この表示のある場所からは我々の足では、相撲博物館に寄らなくても7分かかった。おそらく3分というのはアンドレ・ザ・ジャイアントが、ザトペック走法で走ったときの記録であろう。
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入場料金/開館時間/休館日
○一般 600円 |
小・中・高校生480円 |
○午前10時〜午後6時 |
(木・金曜日のみ午後8時まで) |
○月曜日休館 |
(月曜日が祝日・振替休日の場合は翌日/年始年末(12月28日〜1月4日) |
料金は国籍・人種・宗教・性別・収入・学歴・容姿・前科・離婚歴・足のサイズなどによって差別はされない。ただし年齢65歳歳以上は無料になるので、身分証明証を持ってゆくと良い。もちろん外国人にも適用される。 |
館内には歌舞伎の舞台や芝居小屋(正面のみ)などが、実物大で再現されていたり、江戸時代の町並みがジオラマで再現されていたりしていて楽しめる。
日本の歴史の恥部である、公営売春街の「吉原」についての事柄も、展示されている(『恥部』とは働かされていた女性のことにあらず。システムのことである)。花魁の番付表まであったのには驚かされる。
江戸時代の農業を扱ったコーナーでは実際の肥桶かつぎを体験できる。もちろん、桶の中には本物は入っていない。同じ重量のおもりが入っているだけである。だから、担いだときに桶にいっぱいの糞便が飛び散り、足に付着するのではないかという恐怖心や、べっとりと大量にかかってしまい、もうどうでもいいという、すべての望みを放棄した、ある種の開放感などは味わえない。
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