2008 |
芝公園の片隅に異様に陰の気に満ちた渓谷がある。 小さいながらも滝も。 そして鬱蒼とした木立を見上げると 梢の間から何と東京タワー。この渓谷は大鉄塔の直下にあるのだ。 (明日へつづく) |
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(昨日のつづき)
「東京タワーの展望台 (大展望台・高さ150m)」はすでにその役目を終えていると思う。都庁 (展望室・高さ202m) ほか、無料で昇って展望を楽しめる施設が都内にはいくつもあるのだから。 しかし東京タワーはないがしろに出来ない。「蝋人形館」があるがためである。10年ほど前に行ったきりであったが、現在はロックスター・コーナーが開設されていてレッドツェペリンやディープパーパルやフランク・ザッパやキース・エマーソンの蝋人形も展示されているとの事なので、見物に行った。いつものレポート時のように入り口で「撮影可」を確認して入場する。 ロック・コーナーは蝋人形館の一番奥にあった。しかしどういうわけか、このコーナーのみ「撮影禁止」+「監視カメラが作動中」などという注意書きがしてあるモノモノしさである。これは詐欺行為ではないか。カッとして鼻血が出そうなほど地団太を踏んでいると、どういうわけかロックスター・コーナーの外にジミ・ヘンドリックスの蝋人形がある事に気がついた。
どうして彼が「撮影可」の場所に鎮座していたのか。もはやロックの枠を超え、「歴史上の偉人」という扱いなのだろうか。何だか判らんが、とにかく怒りのボルテージが下がったのは確かだった。しばらくジミヘンの蝋人形を見ていたら、いつしか他の蝋人形もジミヘン関係者に見えてきた。いや、事実そうなのに違いない。そうだったのだ。
特別付録 「銅人」 コチラ |
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