9月10日頃(もはや記憶も定かではない)、上野の芸大の学園祭「藝祭」見物に行った。 学内に入ると各科の1年生が作った趣向を凝らした「神輿」が展示されていた。1年坊、凄いじゃん。パッと見、普通の何処にでもいる青年の集団に見えるが、その基本的才能はおれが言うのもどうかと思うが、なかなかどうして大したものである。つまらん「大人」にならないでねー。 この創作神輿は10チームくらい出展していたのだが(冒頭の写真も作品の1つ)、2つだけ紹介します。
芸大の学園祭に行った最大の目的がジャズのビッグバンド「Mant Vivo」の演奏を聴くためであった。 メチャクチャ巧いのにもかかわらず、出演者の初々しさが好感が持てた。こちらはスィングしまくり。まさにスィングしなけりゃ意味が無い≠ナあり、さらに、意味さえどーでもいい状態にまで持って行ってくれた。 メインステージでの演奏が終わった後も、彼らの呑み屋ブースまで追いかけていき、トリオ、カルテット、クィンテット編成で演奏されるジャズに酔いしれる。曲のテーマが「ドラえもん」だったり「北酒場」だったりしてサービス精神も充分であった。 私事で恐縮だが、5年ほど前からほとんどアルコール類が飲め無くなってしまった(更年期障害なのか??)。それ以前は20年近く軽度アル中状態だったのに。何しろビールのロング缶を1本飲むだけで頭痛がしてくるのだから、哀れなものである。 それがどうした事だ、この日は彼らの演奏をメインステージから聴いているときからビールの中生を呑み始めて、結局帰る時点までに都合5杯飲んでも何とも無かった。どうなっておるのだ。 夜も更けてタイムテーブル上の終了時間が近くなり、帰宅の途に着こうと校門ヘ向かうと、そこにはまだ「MANTO VIVO」の関係者らしい青年が、一人で声を嗄らして客引きをつづけていた。 「ありがとう。楽しんだよ」と、おれ。 「ありがとうございました、また来年よろしくお願いしますっ」と青年。 う〜〜〜ん、美しいねえ。平和の賜物である。戦争反対。特に侵略戦争反対。誰かが儲けるためにいろんな事にかこつけて正当化する戦争反対。 おねがいだから、つまらん大人にならないでね。 |
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