7/6 上野公園・東京駅 ・芝公園・トリトンスクエア・東京芸術劇場前広場・
戸山公園・晴海埠公園

  その後の
  「ずえーってー横になって眠らせんもんねベンチ」(上野公園)



公園管理事務所にはホームレス、
             眠り込んでホームレスの勝ち。

 
 6月5日以来、各地の公園のベンチに注目していると、新しく設置したベンチにはどれも皆、横になって眠らせない工夫が施されている事に気がついた。

  芝公園
ベンチ中央部に肘掛をつけたもの。最も頻繁に見られるタイプ。
  浜町公園
背もたれ部を無くしたタイプ
  トリトンスクエア
座部をゆるい曲面にし、横臥睡眠を、しにくくしたタイプ。
  戸山公園
一人掛けベンチ。母と子供、恋人同士なら2人掛けでも。
東京芸術劇場前広場
これを「ベンチ」と呼ぶべきか判らないが、とにかく座って休息する事はできる。



[晴海埠頭公園]

 こういう事態になると、何でもない普通のベンチが、何故か特別、優雅なフォルムに見えてくるなあ。  
 

 そして、ついに究極「ずえーってー横になって眠らせんもんねベンチ」を発見した。
 もはや椅子としての機能や原型をとどめていない。これもまた現代日本の一つの風景なのだろう。


[東京駅丸の内地下通路] 
 これなら壁に寄りかかっているのと、ほとんど同じである。さすがに、このベンチで横になって爆睡している者はいない。




          ・・・・・・・・・・・いた。




7/11  竹芝客船ターミナル



 東京は梅雨の真っ只中である。ず〜〜〜〜っと雨のち曇りのち雨。竹芝へ取材に行ったのだが、実際に撮った写真では、暗くて何だか分からないので、デジカメの特性をいかして照度を上げる。
竹芝ふ頭公園  マストの広場 
 
 カタツムリが大量発生していた。東京の都心では珍しい。


(註)
「竹芝ふ頭公園」と表記したが、これは現地での案内板の表記にしたがったものである。平均的日本人の知性レベルが
埠頭では「ふとう」と読めないであろうという推定にもとづいた、管理者の心遣いであろうが、「ふ頭」はマヌケ感をまぬがれない。

    ふ頭!ふ頭!ふ頭!ふ頭!
    ふ頭!!!

                             




7/17
  
尾久・上中里


 JR尾久操車場横断地下歩道






 上中里2丁目は、JR京浜東北線とJR宇都宮線・高崎線との線路にはさまれた、中州のような場所である(地図)京浜東北線の田端操車場、宇都宮線側の尾久操車場に取り囲まれているので、「陸の孤島」といった感が無くもない。

タイム・トンネル出口
 尾久駅の西側は操車場のため出口が無い。上中里2丁目へは東側の改札を出て、長い横断地下歩道を通って行く(写真)。

 この地下道はタイム・トンネルである。

 尾久側から上中里側へ抜けると、見事に’60年代ワールドが広がっている。






 前述したように、この地区は鉄道の操車場に囲まれているので、周囲の線路上には多種多様な汽車・電車(?)が停車していた。

 
 おれは鉄道マニアではないが、珍しい風景なので写真撮影をしていたら、すぐ脇を自転車に乗った中学生だか高校生だかが、聞こえよがしに
「ケッ!!」と罵声のようなものを、吐いて通りすぎていった。
 何の事か分らなかったが、数秒後に理解した。自転車少年の心中というものは以下のようなものだったと推察される。


 汽車の写真を熱心に撮影している者は「鉄道オタク」である→「鉄道オタク」はケンカが弱い→女にモテない→小太りである→ショルダーバッグを肩からアミダにかけてる→えなりかずきが銀縁眼鏡をかけたような風貌である→アルコールティッシュで消毒してからでないと吊革に掴まれない→だから罵声を浴びせ掛けてプチ・ストレス解消をしてもかまわない。

 
といった単純思考もどき回路をヘチマ脳がたどった結果と思われる。 おれの何処をはたいたら、えなりかずきが出てくるというのだ。ばかめばかめばかめ。
 
うーん、鉄道マニア(ファン)という趣味の方々は、日々このような、いわれの無い迫害を受けているのであろうか。



 虐げられてきた鉄道マニア諸君!! おれが撮って来た写真を心行くまで堪能するがよい。





7/25
  西ヶ原 (旧古河庭園)


●旧古河庭園


休園日 年始年末
(12/29〜1/1)

開園時間 午前9時〜午後5時
入園料 一般150円 
65歳以上70円





 
旧古河庭園は前回の「尾久・上中里」と直線距離で500mほどしか離れていない。 このへんが東京のニクイところである。
 
庭園としては洋風庭園と和風庭園の和洋折衷形式であり、150円の入場料としては悪くない。

 
 
しかし、何と言っても、旧古河庭園の売り物は洋館である( 冒頭の写真)。 設計は例によってジョサイア・コンドル先生( 池之端編』参照のこと)。 洋館入口に注意書きが掲示されいる。ちょいと読んでみてくだせーませだ


 
・・・てえことは、この洋館を見学したいのなら、 往復はがきに第3希望日時までを書かせ、見学を「申し込み」させて、「許可」をあたえてからであり、 庭園入場料金とは別に525円を支払わせ、壁やドアや窓に触らせず、 写真撮影などとんでもないハナシで、それがいやなら即刻たたき出す、ということなのか。
 
目が点、というより白目になりそうである。
 
しかも洋館内に併設された喫茶店のコーヒー一杯の料金は
840円だそうである。 さらに、この喫茶店内も撮影禁止と、しつこく注意書きがしてあった。


 いったい何を恐れているのだ?





 
おれがこの洋館入口で呆然と佇んでいたとき、若夫婦と思しきカップルが、喫茶店に入るのを逡巡していた(写真) そりゃそーでしょう。 840円あれば牛丼3杯食えるもんね ( 言ってるほうがビンボーくさい気持ちになる)
 上中里で鉄道マニアに罵声を浴びせ掛ける自転車少年を1000人集結させて、 全員に「ケェェェッ!!」と合唱させたい


 白目はすでにドドメ目である。










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