5/9 六本木・三ノ輪
「慮る」と書いて「おもんぱかる」と読む。おもんぱかる、である。「慮」という厳めしい字面で、ぱか、などというファンキーな読みをされた日にゃー、爆笑発作で横隔膜がブチ破れます。 話は変るが、この数年、東京には再開発とやらで幾つものビル(群)が出現した。前回の東新橋 (汐留)も同様。おそらくバブル景気の名残と思える。そんなにやたらハコモノ(ビル)を造ってペイするのか？と慮ると ( ここに掛かってくるわけね)他人事ながら、ちょっと心配にもなる。 先週も六本木ヒルズという、テナント・事務所・映画館・住居などの複合ビル群がオープンとなった。 行ってみました。感想は、以前本編の「お台場」の後半で書いた事とほぼ同じなので割愛。
まー、正直に言えば、たしかに六本木ヒルズの高層・高級・高額アパートで東京の街を見下ろして生活するのも、愉快であろうとは思う。だけどさー、路地をウロつく野良猫や、雑貨屋を一人で切り盛りするおばあちゃんがいなくて、清潔で安全ではあるが管理されきった街で、おれが暮らせるのは２ヶ月が限度だろう。( どっちみちあんな『高級』アパートに引っ越すお金があるはずはないんだけども)。 昔、永六輔大人は「上をむいて歩こう」とか「見上げてごらん夜の星を」と提唱し、けなげな民衆をなぐさめ励ましたものであるが、星や空ならともかく、高層アパートを見上げてうらやましがる気持ちは、まったく湧いてこない。それよりも、「足もとの宇宙」に注意を向け、その広大さや深遠さに喜びを見つけたい。 う〜ん、しかし、我ながらこの「上昇志向」の無さ加減には呆れるな。 六本木から地下鉄日比谷線に乗ると３０分ほどで「三ノ輪」に着く。乗り換え無しで一本だから、この両方の土地を訪れて、比較するのも面白いと思う。おれが外国人旅行者だったら、断然、六本木より三ノ輪のほうが興味深いと思うんだけどなー。
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5/22 日本橋 日本銀行・貨幣博物館 常盤橋公園
貨幣博物館 貨幣博物館は日本銀行の南隣にある(というより、正しくは『日本銀行南分館』であり、日銀の一部)。 古今東西の貨幣が陳列されていて、興味深い。皆これを欲し、多種多様なドタバタ喜劇を演じてきたのだ。
常盤橋公園 日銀の西側 (外堀通りをはさんだ向かい側)は常盤橋公園である。ここは江戸城外濠の表正面であり、奥州街道口に望む重要拠点であったが、現在は昔日の栄華の面影は無い。どこかうら寂しい感じさえする。時の流れとは凄いものだ。いずれ現代経済至上主義文明も同じ道をたどるのだろう。
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5/26 夢の島
ブッ、ブラシ、ブラシノキ満開！夢の島 !!
春になって、なんか奇妙な事が起こると、新聞(特にスポーツ紙)や週刊誌に「春の珍事」という見出しがおどる。まあ、間違いではないのだろうが、せっかく「春の」と掛かっているのだから、「椿事」としてもらいたい。 で、どんどん夏がやって来て、長崎や広島の一般市民が生活している市街に原爆が投下された日が近づくと、「唯一被爆国」の文字やアナウンスが目立つようになる。こちらのほうは、あきらかな間違い。 ビキニ環礁水爆実験やチェルノブイリ原発事故での被爆地は、領土不確定地域ではない。被爆者も無国籍者ではない。 夢の島公園内に、1954年のマーシャル諸島のビキニ環礁におけるアメリカの水爆実験で被爆した「第五福竜丸」が展示してある。 第五福竜丸展示館
●ビキニ環礁での実験に使われた水爆は広島型原爆の約1000倍の破壊力。 ●爆弾名は「ブラボー」 ●実験後アメリカ軍は、水上飛行機なら1時間30分で救助できたのに、島民を死の灰の降る中、４８時間〜76時間放置した。人体実験のためである。 ●ビキニ環礁での核実験は通算して67回行なわれた。 以上、館内資料より。あ、もひとつ。
目を覚ませアメリカ！正気を取り戻せアメリカ！頑張れアメリカ (の良識人)！！
既報のとおり、来月の７・８日にラッセル・ナガヤマこと永山てつおが演劇の公演を行う。 芝居の内容は全然知らないが、張切って稽古しているのは分かっている。 とても「カブキくんを背負ってお寺の柱に１日３時間おでこをくっ付けていないと眠れない症」患者とは思えない。 みんな必ず見物に行くよーに。
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今週の東京 ＷＥＥＫＬＹ ＴＯＫＹＯ
ハラキリ・ブラザースのトーキョー サイトシーイング ガイド
TOKYO SIGHTSEEING GUIDE * USELESS ! *
