3/9 日比谷公園 今年の4月7日には「こころ優しラララ科学の子」鉄腕アトムの誕生日≠ェやってくる。 それなのに、中東ではまたしても「劣化ウラン弾」のアメアラシになるようである。なんとか、この「アメリカン・スーパー・トホホ伝説」の爆進をくい止めん事にゃ、まったくもって、アトムの妹ウランちゃんも涙を流そうて(ロボットなのに)もんですぜ・・・ といっても、おれのウニ頭では、どうしたら良いのか皆目わからないので、とりあえず、8日の土曜日に催された「もう戦争はいらない〜私たちはイラク攻撃に反対します〜NO WAR ON IRAQ」というイベントを見物に行った。 なぜ「見物」などという言葉を使ったかと言うと、ある種の政治団体とか宗教団体が音頭をとった集会で、目のツリ上がった「活動家」が集団でいるのなら、脱兎の如く逃げ帰って来ようと思っていたからである。 おれが到着したときには、集会が行なわれている日比谷野外大音楽堂はすでに満員で、入れなかった。お、盛り上がってるじゃねーかと思い、日比谷公園内に集まっていた人々を見渡すと、これは一目瞭然、おれと同じ、どうしていいのか判らんけど、いてもたってもいられず駆けつけた人々であった。
さきの大戦での苦い体験から、空爆に反対する老人。プラカードをその場で作っているコギャル。犬を連れた奥様風。竹馬?の身長3m男。ジャズ・バンド、フォーク・グループ、韓国、アフリカなどの民族音楽派。小規模であるが団体の旗も見受けられ、それがいかにも急造の手書き旗であるのが微笑ましい( 団体名が『全貧連』とか『ゆるふん』などというのに大笑いさせてもらいました)。 公園内に集まっていた人々の外観的印象は「欽ちゃんの仮装大賞・予選落ち組」、あるいは「村おこし〇〇フェスティバル」といった感じである。 この人々となら一緒にデモ行進までしても良いと思い、日比谷公園→新橋→銀座→東京駅まで「NO WAR!NO WAR!戦争反対!!」とワメきながら歩いた。どこからか集まってきた見知らぬ人々と、何かを共有して帰ってきた。 付記 デモ行進は1時間ほどであったが、出発まで2時間ほど立ったままで待たされた(腰痛再発。・・・あの老人参加者はどうなったのだろう)。ゴール地点で参加者が4万人であった事を聞かされ、待機時間の長さを理解した。かつて、あの田中角栄さえもビビらせた「小選挙区制粉砕デモ」が5万人だった事を考えれば、無組織の人々を集めたこの日の反戦集会は、大成功だったといえるだろう ( ロンドンの200万人には及ばないけど)。 とりあえずご報告まで。 あ、言い忘れたけど、参加者にロック系バンドをまったく見かけなかったが、これはおれの観察力不足か?たしか 「♪ 戦争反対って言ってやる」 んじゃなかったのか? |
||||||||||||||||||||||||||
3/20 目黒 目黒寄生虫館
ハイソでセレブなシロガネーゼが暮らす目黒の「目黒寄生虫館」を取材した。全世界の寄生虫マニアの聖地である。 規模は大きいとは言えないが、真面目に見学すれば2時間くらいかかるかもしれない。
ほとんど「遊星からの物体X」である。 うーん、この写真を見ながら思いついたけど、昨今の世界情勢を思うと、 人間とは地球にとりついた寄生虫 なのかもしれませんなー。
実は、このページには掲載しなかったけど、グロテスクな感じを受けてしまう標本や資料写真が、もっともっと展示されていた。興味がある方は実際に訪問されたし。真摯な研究者ならともかく、おれのようなシロウトは、このへんで限界。 * * * 冬木弘道(プロレスラー)が死んだ。 サムソン冬木のリングネームの頃から「分かりやす過ぎて分かりずらい」プロレスをやっていた。おそらく、W.W.F.(現W.W.E.)なんかを見て勉強していたんだろうな(ボブ・バックランドがコシロ・バジリに敗北したあたりからか・・・)。ある意味では、10年先を走っていて、やっと時代が追いついてきた矢先の不幸といえるだろう。 旧FMWはここんとこ、シャレにならない不幸つづきである。冬木は5月に橋本との「ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ」を行う事が決定していたのに・・・・・ 合掌 このページを編集していて、ふと「『デスマッチ』も凄惨なだけではダメで、どこかに明るさが無いと見ていて辛い」という事実が、頭をよぎった。調子にのって寄生虫強烈インパクト写真を連発するのを踏みとどまる事が出来たのは、長年、プロレスファンをやっていた賜物である。
|
||||||||||||||||||||||||||
3/25 駒込 六義園( りくぎえん)
|
||||||||||||||||||||||||||
3/27 駒込 六義園( りくぎえん) 2 25日のつづき
「しだれ桜と大名庭園のライトアップ」の横断幕[A]や看板[B]は目立つ場所に配置されている。しかし「寒さのため未開花です」[C]の掲示は一番奥の小さな立て札で、写真では分かりにくいが、門の中に数歩入ったところに設置されていて、そのすぐ左側に入園券売り場がある。 つまり、敷地内に入った来園者の視線は掲示には向かず(注意書きは地面より50センチほどの位置にある)、チケット売り場の窓口の料金表を捉えてしまうのである。せめて「寒さのため未開花」の掲示を地上150センチぐらいの位置に上げ、注意書きを4倍くらいの活字にしなければ、これからも(ライトアップ期間中)ムダ銭を使う人が続出するであろう。平均的民衆は、「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクター博士のような、洞察力や観察力を有しているわけではないのだから。 園内に入場した人々は、全員「しだれ桜」がお目当てらしく、一路その方角へ歩いていく。そして一様に失望の表情。 ただそこには、開花情況の情報提供の不足に対する怒りの感情は見受けられず、「落胆」「諦観」などが蔓延していて、平和な沈黙が支配していた。 これは、ほとんどわが国だけの大衆のあり方といえよう。諸外国であれば、「管理事務所への抗議」「入場料の返還要求」「責任者の吊るし上げ」→「ネック・ハンギング・ツリー」→「ノド輪落し」→「ダイナミック・ボム」→「俺が田上」へと発展しているのは必定である。 我が民は、この時期を当て込んだと思われる仮設の「桜茶屋」で(桜も咲いていないのに!)、黙々と甘酒をすすり、団子を食しているのであった。
気になるのは、ライトアップ期間が終了してから満開になるであろう「しだれ桜」である。 ようやく温んできた春の闇の中で、しだれ桜はしかし密やかに、壮麗に、絢爛に咲き誇る。見守るのはお月様ばかり・・・ 開花時期が遅れたおかげで、このような想像にも浸ることが出来る。これもまた善哉である。 ・・・・・・嗚呼、おれもまた群れの中の一匹の羊である。 * * * 帰路、くやしまぎれに上野公園に早咲きの桜は無いものかと、寄ってみた。公園内の五條神社には、梅の花がいまだに咲き続けていて、その背後の桜の木が満開になっていた。さらにその横手には木蓮の花も咲いていた。 ただし、境内には酒や弁当を広げ花見宴会をするスペースは無い。花見客は仕方なくメインロードの桜並木の、まだ一輪の花も咲いていない下で、細々とお花見(?)をしているのが、通行人の哀れを誘っていた。
|
今週の東京 WEEKLY TOKYO
ハラキリ・ブラザースのトーキョー サイトシーイング ガイド
TOKYO SIGHTSEEING GUIDE * USELESS ! *