11/1 曳舟
「CASCADE」という映画制作団体の次回作の予告篇に、本HPで活躍しているジャパニーズ・タカハシが出演しているそうである。 パラパラ写真以外では、動く高橋の映像が見られるのは稀なので、興味のある人は、ぜひ行ってみてくれ。 無料で自分達の作品を公開するというのは、われわれと同じである。しかし「客(あなた)が入ってはじめて映画です」という、何と謙虚な姿勢である事か。倣岸不遜なわれわれのHPとはえらい違いである。 17日まで時間があるので、かってに応援の意味でこの上映会を、あと何度か告知したい。
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11/7 曳舟 2
"Ellis in Wonderland"というホームページの目次に、大阪の堀江地区を紹介する「沸騰する堀江」という項目がある。言語感覚に鋭い人というのはいるもので、「沸騰する」である。凡庸な感覚であったなら、「熱狂する」とか「興奮する」と書いてしまうところであろう。 話しは突然変ってしまうのであるが、かつて全日本プロレスにミスター林(林牛之助)という人がいた。 強烈な個性は無いが全日本のリングには欠かせない、わけでもない。野心は無く、かといって世をはかなんでいる風でもない。いてもいなくても困らないが、いたほうがいいという、不思議な存在のレスラーだった。 レスラーとしては当然とも言える「異形」さがまったく無い。体型も一般人のようである。対戦相手は、思いきりブン投げてしまうと、死んでしまうのではないかと恐れ、思い切りワザが掛けられない。そうこうしているうちにも、高齢でもあるミスター林は、ヘロヘロになるのだが、相手が「どーしよーかなー」と逡巡した瞬間に、ポコーンと股間に猫パンチをヒットさせ、相手が悶絶している間に、逆転フォール勝ちをしてしまうというファイティングスタイルだった。たんたんと、楽しみながらレスラー人生を全うした人、というイメージがある。 しかし、そこには確かにミスター林イズム=「脱力の美学」というものがあった。
さて、そこで曳舟である。「沸騰する堀江」に対し、 「脱力する曳舟」 と私は言いたい。 柴又のような、背後に流れる江戸川を渡れば千葉県という大場末まで「下町」といわれる昨今、曳舟の住民は「柴又が『下町』だとおぉぉぉ!けっ!!」と思っても、自分達も東京の下町ではあるが、「川向こう」(注 江戸城を中心と考えた場合の隅田川の対岸) という負い目があり、否応無しに「ミスター林イズム」にならざるを得ないのである。 林牛之助が改名し「ミスター林」になったにもかかわらず、ずっと脱力し続けたように、墨田区役所第二庁舎も「ユートリヤ」となっても当然の如く脱力しまくっている(冒頭の写真参照)。つまり、 ミスター林=ユートリヤである。 来る17日には、ぜひともユートリヤへ映画を鑑賞に行って、ユートリヤ並びに、近辺の脱力ぶりを堪能していただきたい。
次回は「曳舟はテレポン」 |
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11/8 曳舟 3
曳舟はテレポン
な。だろ? 西のネーポン東のテレポン ( 『ネーポン』の再評価は中島らも氏。『西方冗土 カンサイ帝国の栄光と衰退』集英社文庫 参照のこと)。最終兵器「ネーポン」を有する大阪・玉造(たまつくり) 、必殺技「テレポン」で対抗する東京・曳舟。私は、ここに玉造と曳舟は、姉妹地域である事を高らかに宣言する! ああ、なんか月亭可朝衝動が、体の奥からこみ上げて来た・・・ ・・・・・・いやもう曳舟。ほんまにもう曳舟。ほんま曳舟。ほんまにもうほんま曳舟。そらもうほんまに曳舟。・・・・そらっもう、ほんっっまに曳舟。ほんま曳舟。ほんま、ほんまに曳舟。ほんま、ほんまほんまに曳舟。ほんま、ほんまほんまほんまほんまほんまほんまほんまほんまに曳舟・・・・・・・・・・・ほんま曳舟ですわ。・・・・もう〜ほんま曳舟。・・・・・・いやもうほんまにもう曳舟。 こらほんまに曳舟やで〜♪ |
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11/9 曳舟 4
ドトウの3連闘、奇跡の3日連続更新である。自分でも信じられない。 おそらく、この理由として考えられるのは、自主映画制作に携わっている皆さんに、コンプレックスがあるものと思われる。 何を隠そう、学生時代におれも自主映画作りをしていた事があり、あまりの辛さに逃げ出したという負い目があるのだ。あのときの8mm映画「悲しみの赤いソーメン」の監督の岩沢隆夫くん、立て替えてもらった映写機代、いまだに支払ってなくてごめんなさいネ(猫撫で声) いつか返します(ウソくさいな〜)。 というわけで、自主制作映画を何本も撮っているスタッフさんは、おれにとってはスーパーマンに見える。17日はその映画超人が何十人も集まるのだろうな。匍匐前進でコソコソと会場に入り、ライク・ア・ローリング・ストーンで帰って来よう。 空き地に咲く小さな花まで、ミスター林スピリットを完璧に理解している。けなげである。 |
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11/14 曳舟 5
だからね、何度も言うように17日は曳舟のユートリヤへ行きなさい。近くには「こんにゃく稲荷(三輪里稲荷神社)」、向島百花園もあるし、そのまま明治通りを歩いて、白鬚橋を渡り墨田公園沿いのホームレス小屋を見ながら浅草まで行き、遊ぶのも良いだろう。まだ元気があるのなら、上野まで歩き、昭和通り(国道四号線)を日本橋まで行くと,国道1号線になるので、そのまま2ヶ月ほど歩くと、大阪に着く。ここで名物のたこ焼きをつまみ、えいやっと競歩の要領で九州に上陸し、博多の屋台を借切り、とんこつラーメン風呂で旅の疲れを癒し、鹿児島まで走り抜ける。ここより先は海なので、迷わず飛び込み、黒潮に逆らって6ヶ月程度でフィリピンに到着する。ここで、モンキーバナナを口一杯ほおばるのも、また一興である。
まあ、そこまで頑張ってしまうのもどうかと思われるが、とりあえず17日には曳舟のユートリヤへ行きなさい。近くには「こんにゃく稲荷(三輪里稲荷神社)」、向島百花園もあるし、そのまま明治通りを歩いて、白鬚橋を渡り墨田公園沿いのホームレス小屋を見ながら浅草まで行き、遊ぶのも良いだろう。まだ元気があるのなら、上野まで歩き、昭和通り(国道四号線)を日本橋まで行くと,国道1号線になるので、そのまま2ヶ月ほど歩くと、大阪に着く。ここで名物のたこ焼きをつまみ、えいやっと競歩の要領で九州に上陸し、博多の屋台を借切り、とんこつラーメン風呂で旅の疲れを癒し、鹿児島まで走り抜ける。ここより先は海なので、迷わず飛び込み、黒潮に逆らって6ヶ月程度でフィリピンに到着する。ここで、モンキーバナナを口一杯ほおばるのも、また一興である。
まあ、そこまで頑張ってしまうのもどうかと思われるが、とりあえず17日には曳舟のユートリヤへ行きなさい。近くには「こんにゃく稲荷(三輪里稲荷神社)」、向島百花園もあるし、そのまま明治通りを歩いて、白鬚橋を渡り墨田公園沿いのホームレス小屋を見ながら浅草まで行き、遊ぶのも良いだろう。まだ元気があるのなら、上野まで歩き、昭和通り(国道4号線)を日本橋まで行くと,国道1号線になるので、そのまま1ヶ月ほど歩くと、大阪に着く。ここで名物のたこ焼きをつまみ、えいやっと競歩の要領で九州に上陸し、博多の屋台を借切り、とんこつラーメン風呂で旅の疲れを癒し、鹿児島まで走り抜ける。ここより先は海なので、迷わず飛び込み、黒潮に逆らって6ヶ月程度でフィリピンに到着する。ここで、モンキーバナナを口一杯ほおばるのも、また一興である。まあ、そこまで頑張ってしまうのもどうかと思われるが、とりあえず17日には曳舟のユートリヤへ行きなさい。近くには「こんにゃく稲荷(三輪里稲荷神社)」、向島百花園もあるし、そのまま明治通りを歩いて、白鬚橋を渡り墨田公園沿いのホームレス小屋を見ながら浅草まで行き、遊ぶのも良いだろう。まだ元気があるのなら、上野まで歩き、昭和通り(国道四号線)を日本橋まで行くと,国道1号線になるので、そのまま2ヶ月ほど歩くと、大阪に着く。ここで名物のたこ焼きをつまみ、えいやっと競歩の要領で九州に上陸し、博多の屋台を借切り、とんこつラーメン風呂で旅の疲れを癒し、鹿児島まで走り抜ける。ここより先は海なので、迷わず飛び込み、黒潮に逆らって6ヶ月程度でフィリピンに到着する。ここで、モンキーバナナを口一杯ほおばるのも、また一興である。まあ、そこまで頑張ってしまうのもどうかと思われるが、とりあえず17日には曳舟のユートリヤへ行きなさい。 |
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11/20 曳舟 6
17日の合同上映会は盛況のうちに終了した。「映画超人(スタッフ)」の皆さんも満足げであった。当日の会場、およびロビーには、とてつもない「優しさ」が充満していた。(おれが『優しい』などというはずかしい言葉を使用する以上、本当に『優しい』なのである。ここんとこ、よろしく) 「映画制作」という宝物を掘り当てた人々にうらやましささえ感じた。いわゆる「上昇志向」というのか「有名になって高収入を得て・・・」という人もいるのだろうが、全体として「映画が好きで、映画を撮りたいように撮るのが至福」という電波は、一介の観客であるおれにも伝わった。 畢竟、人はいつかは死ぬ。あなたもおれも。それどころか人類だって、もうすぐ(宇宙の時間から考えれば)滅亡する。地球も爆発して塵となり、この宇宙さえも、いつか終わる。 刹那的な事を言おうとしているのではない。通俗的な言いまわしになって恐縮であるが、「一瞬が永遠」なのだ。 つまり宇宙と曳舟の空き地に咲く小さな花は同格である。( いうまでも無く、ボブ・サップとハヤブサとミスター林も同様 ) その「一瞬」のために万難を排しつつ映画を撮りつづけている監督さんおよびスタッフの皆さんに敬意を表しておく。 ああ・・・自分の能力以上のことを書こうとしたため、頭が痛くなってきた。強引にシメにかかる。
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